こんにちは。東京相双化計画 編集部のゆうかです。
10月22日(日)に都内で、福島の新米をつかった「ぴーらっか」をみんなでつくる会を開催しました!
「ぴーらっか」とは?
ぴーらっかとは、フィンランドのソウルフードであるカレリアパイのことで、クリスマスの料理としても食べられるミルク粥を、ライ麦粉を使った生地で包んだシンプルなパイです。中はとろとろ、外はカリカリ!フィンランドでは、朝食やおやつ時に、トースターで焼き、バターを塗って、コーヒーと一緒に食べるそうです。
福島のお米でぴーらっかを
福島のお米でぴーらっかを作りたい!と発案したのは、東京相双化計画立ち上げのきっかけとなったふくしま未来創造アカデミー1期生のかすみちゃん。プラン発表会では、福島へフィールドワークに行った時にみた景色を、フィンランドへの留学の経験と重ね、「ふくしまのお米でぴーらっかふぇ」という企画を考えました。
アカデミー2期生のシェアハウスをお借りして開催
以前ふくしま未来創造アカデミー2期生のワークショップに参加した際にお話しが盛り上がり、2期生の方が運営している赤羽にあるシェアハウスのキッチンを使わせていただけることに。一緒にぴーらっかも作りましたが、2期生の皆さんと深く関わったことはまだ無かったので、今回のような機会をいただけてとても嬉しかったです。
ぴーらっかづくりの様子
まずは、発案してくれたかすみ先生からみんなに、ぴーらっかの作り方をレクチャー。
とても素敵なレシピも作ってきてくれました!ぴーらっかを食べてみたい!という方はぜひ作ってみてください。
また、同じ1期生のともかちゃんは、ぴーらっかに合うドリンクを考えてきてくれました。私は白桃ジャスミンをいただきましたが、白桃の香りがふわっとして、とても美味しかったです。
みんなで、ぴーらっかの生地をつくるところからスタート!
ぴーらっかに使うお粥づくりは下準備として済ませておき、みんなで生地を作るところから始めました。
せっかく机にシートを敷いたのに、こぼしながらみんなでワイワイつくりましたが、とても楽しかったです。今までに行った東京相双化計画の活動の写真をスライドショーに流しながら、「懐かしい!」と盛り上がりました。
今では定期的に集まってイベントを開催したり、福島に訪ねたりしていますが、1年前までは全く知らない人同士だったのだなと思うと不思議です。
ぴーらっか一つ分の生地に切り分ける
一つの大きい生地の塊を、10つのぴーらっかに切り分けていきます。写真はかすみ先生に「10個に切り分けてください」と言われたのに11個に切り分けてしまった後の記念ポーズです。笑
生地を薄く伸ばす
生地にミルク粥を包むため、薄く伸ばしていきます。
これがコツが必要でなかなか難しい…!薄力粉が少ないとくっついてしまうし、そもそも均一に伸ばすことが難しく、いろんな形の皮ができあがりました。これはこれでよし。
ぴーらっかづくりの最重要ポイント!生地包み
いよいよ、可愛らしい見た目がポイントの「ぴーらっか」の最重要工程である、生地包みです。
側面をつまんでいき、最後に上下を閉じるのがコツです。
机が・・・。汚いですが、決して粘土遊びをしているわけではありません。皆さんだんだんとコツを掴んできて、しっかりぴーらっかの形になったパイができあがりました。
できあがり!
250度に予熱したオーブンで15分焼けば、完成です!
ぴーらっかを食べてみよう!
完成したぴーらっかを、いざ実食!いただきまーす!
ミルク粥のトロッっとした感じと、パイのサクサク感がとても美味しい!
「皆福」を運営しているみなふくさん作ったフィリングも。
また、同じふくしま未来創造アカデミー1期生で、お酒と野菜つまみ研究会「皆福」を運営しているみなふくさんが、フィンランドのパンに合ったフィリングを作ってきてくれました!
三五八漬けチキンサラダ
福島のソウルフード三五八漬けを鶏肉で!
サワー感満載の北欧ライ麦パンに合わせた、自家製マスタードで和えとハーブ和え2種
ポテトサラダ
ライ麦パンにはこれ!みんな大好きポテサラ
いぶりがっこタルタル風卵サラダ
東北旬菜皆福特製、秋田のソウルフードいぶりがっこをたっぷり加えた卵サラダ
さつまいもバター
楢葉の特産品さつまいもをオマージュ。
ラム酒香る、レーズン入りの風味豊かな一品
東北料理と北欧のコラボレーション!フィンランドパンに使われているライ麦粉の酸味によく合うフィリングで、どれもとても美味しかったです。ランチの時間帯なのになぜかお酒が飲みたくなる最高のフィリングでした。
かすみちゃんコメント
冬の福島を訪れた時、シーンと静まりかえった一面に広がる田畑と森が印象的でした。そこに私の大好きなフィンランドとの親和性を感じ、半ばこじつけですが、福島のお米でフィンランドの伝統食カレリアパイを作りたいというアイデアを発表したのが今年の2月。それから、わずか9ヶ月で実現できたのは、相双化計画の皆さんのおかげです!正直楽しんでもらえるか不安でしたが、そんな不安は杞憂!皆さん無邪気に生地をこねている姿が最高でした!モルックとぴーらっかで、福島にフィランド旋風を吹かして行きたいです笑 次は、お客さんを呼んで1日カフェ開きたいな、福島でも開催したいなと、密かに企んでいます…
ふくしまの新米とフィンランドの文化が楽しめる楽しい企画になりました!
ふくしまとフィンランドの景色が少し似ている気がした、という留学経験のあるかすみちゃんにしか思いつかなかったアイデアから、福島の新米とフィンランドの文化が同時に楽しめる楽しい企画が生まれました。
みんなでワイワイと料理を作るのは4月1日の小高で郷土料理を教わる会以来でしたが、食べるまでの過程も含めてとても楽しかったです。またいつか、ぴーらっかを振る舞うイベントもしてみたいね、という話をしています。
以上、ぴーらっかづくりイベントレポートでした!ここまでお読みいただきありがとうございました!
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